老いを読む 老いを書く
著者:酒井 順子 出版社:講談社現代新書 発売日:2024/11/21 ページ数:240ページ
老いに関する名著の紹介やお金の問題、老後の終の棲家、老いの性について、さらには老いの後に来る死など、様々な老いに関しての分野が紹介されている。名著の紹介に関しては古典などの老い本は色褪せずに今も読みつかれているほど影響力が強い。
昔は姥捨て山と言う言葉が流行したが、今では独居老人と言う言葉が流行っており、親子で一緒に住むことが減ってきている。
さらに50年時代と言われていたが、現在では100年時代と医療技術が進歩し考えが変わっている。そのため、退職年齢は5~10年しか伸びてないにもかかわらず、老後の不安が増える一方となっている。
田舎暮らしでのんびり暮らしたいと思っても、田舎での近所付き合いは固く強く印象もあり、付き合いの苦手な方には田舎に住みづらい可能性もある。また、独居による家事等の大変さや交通の便、病院やスーパーへの距離等と考えることは多い。
こういった老後の環境、考えなど様々な面で考えさせられる1冊です。今はブログ作成者自身退職まで数十年とあるが、今からでもある程度シミュレーションや財産、健康面などなど改めて見返す1冊となりました。