無職、川、ブックオフ
著者:マンスーン 出版社:素粒社 発売日:2024/12/16 ページ数:200ページ
戻りたいけど戻りたくない無職だった時代に過ごした日常や感情が描かれている。
大学を2年留年し、6年目で卒業した後は、無職となりアルバイトも長続きしない。朝は寝ており、昼過ぎに起きて明け方までインターネットにのめり込む。本人としては、意味のない毎日、退屈な日々、時間を無駄にしている罪悪感を感じながら生きている。親からは「大丈夫なのか?」と言われ、「大丈夫」としか答えられない。
そんな中にも、幸せな時間や無職としての誇りを持っている。周りは仕事をしている中、優雅にのんびり過ごせる。
好きに過ごせるうらやましさがあるが、このままではいけないと思うことも常にある。今の自分と比べ、人生や時間の大切さを感じた1冊。