きみに読む物語

著者:ニコラス・スパークス  訳者:雨沢 泰  出版社:アーティストハウスパブリッシャーズ  発売日:2004/12/1  

ページ数:253ページ

 主人公であるノアは、ある夏アリーという女性と運命的な出会い、ひと夏の恋に落ちる。だが、階級の違いによりアリーの親からは付き合うことは許されず、ひそかにしか会うことができない。

 その後、アリーが引っ越すこととなり、2人は離れ離れとなってしまう。その間も2人はお互いを思い続け、ノアはアリーに手紙を送る。しかし、アリーからの手紙は一向にこず、時だけが過ぎ去っていく。

 そんな中、数年後にアリーが突如としてノアの前に現れる。それは、他の相手との婚約を伝えるために親や婚約者には内緒で来たとの内容。ノアはショックを受けるも、アリーが会いに来てくれたことをうれしく思い、優しく対応する。2人で過ごすうちに恋に落ちた時の気持ちがどんどんと膨れ上がっていく。いけないことと思いつつ2人は距離を縮めていく。

 しかし、親や婚約者は娘の様子に気づき、アリーのところに向かう。アリーはノアについていくか、婚約者についていくか悩むことになる。

 そこから、時間がたち老人となった今、アリーは認知症になり、記憶が忘れ去られていく。

 純愛でひたすら愛し続け合う物語で物語の終盤には奇跡が起こる感動する1冊。